【技術士】段落はつけるべき?ですます調?

技術士試験

技術士筆記試験は、原稿用紙1〜3枚の記述式です。

文章の構成についてはルールがないので、どうやって書けばいいのか不安な方が多いと思います。

そこで、筆記試験合格経験をもつ私が実際にどのような文章構成にしたのかご紹介していきます。

また、技術士資格試験の専門家が実施するセミナーにも参加していたので、そこで言われたアドバイスなども合わせて紹介していくので参考にしてみてください。

文章構成の種類

技術士試験の解答用紙は24字×25行=600字の原稿用紙です。

文章の書き方について、以下の疑問があります。

・である調か、ですます調か

・段落ありなし

・問題文を書くかどうか

・見出しタイトルをつけるか

・数字は何文字として扱うのか

・括弧は何文字として扱うのか

順に、技術士対策セミナーで学んだことと、私が実際にどのように解答したかを紹介していきます。

である調か、ですます調か

これに関しては、「である調」がいいと思います。

これは選択の余地がないです。

いえ別に「ですます調」でもいいのですが、「である調」のメリットが大きいので、合格したいのであれば「である調」を使うべきです。

実際、技術士対策セミナーでも使うのは「である調」です。

私も、最初は「どっちでもいいじゃん」と思っていたのですが、メリットを書き出してみると「である調」一択だと感じました。

じゃあそのメリットはというと、1.文字数の少なさ、2.馴染みやすさ、3.キーワードの目立ちやすさです。

文字数の少なさ

敬語を使うと文字数が多くなる感覚は分かりますよね?

例えば、「食べたい」は「食べたいです」となり、2文字の無駄が生じます。

そんな2文字くらいでごたごた言うなと思われるかもしれませんが、この2文字めちゃめちゃ大事です!

もちろん2文字が積み重なって10文字の差になったりもしますし、何より、この2文字のせいで、本来しなくてもよかったはずの改行が発生してしまうんです。

解答用紙は25行しかないので、改行のせいでキーワード不足となってしまうなど致命傷になりえます。

馴染みやすさ

敬語がパッと出てくるよって人は少ないと思います。

試験中にその敬語が正しいかどうかなど、問題内容とは無関係のところで考えてしまうと時間的にもったいないです。

また、最悪の場合、「この敬語間違ってた!」「ここだけ敬語になってなかった!」と、せっかく書いた文章を消して書き直す作業が発生したりします。

技術士筆記試験は紙での記述式なので、時間との勝負の部分が大きいです。

迷いも手戻りも無いように努めましょう。

キーワードの目立ちやすさ

先述の通り、「ですます調」を使うことで文字数が増加してしまいます。

筆記試験において得点となるのはキーワードです。

「予防保全型のインフラメンテナンス」など、技術士試験に適切なキーワードにより加点される方式です。

つまり、キーワード以外の文字数はなるべく少なくし、キーワードを目立たせることでしっかりと得点していくことが重要なんです。

それは当然採点者向けの効果もありますが、自分でもどのキーワードを盛り込めたかチェックしながら書くためにも効果的です。

私も「である調」で筆記試験に挑みましたし、よほどこだわりがない限りは「である調」にしておくのが無難です。

段落の有無

技術士試験はあくまでも専門知識や技術者倫理などを問うもので、文章力を問うものではありません

なので、段落をつけてもつけなくてもどっちでも構いません。

その上で、私は段落をつけることをおすすめします。

段落をつけることで採点者にとって読みやすくなって親切だからです。

読みやすくなると印象が良くなりますし、得点となるキーワードを見つけてもらいやすくなるので漏れなく得点することができる気がしてます。

ここで、段落をつけるとその分書ける量が減ってしまうリスクがあります。

たしかに、文章量が多い方がキーワードもたくさん入れられるし、得点が高くなるような気もしますが、実際私はこれで合格できたので大丈夫です。

段落をつけた上でも十分にキーワードを入れ込むことができるということですね。

満点を取るのにぎっちぎちにキーワードを入れ込まないとダメってほどではないってことですね。

問題文を書くかどうか

問題番号だけ書いて、それに対する解答を書いてもいいですし、問題番号とともに簡単に問題文を書く人もいます。

はっきりいってどっちでもいいです笑

私の場合は、やはり採点者が読みやすいように、問題文も書いていましたね。

そっちの方が親切なので。

そのために、勉強段階のときからずっと問題文も含めて600字の原稿用紙のスペース配分を考えて練習していました。

本当にどっちでもいいですが、練習の時にやっているやり方を本番でもやるというのが大事です。

見出しタイトルをつけるかどうか

例えば、必須科目問4の「業務遂行に必要な要件」を書く時に、技術者倫理の観点、社会の持続可能性の観点、と言うふうに2つの見出しをつけて、段落をつけて書く、かどうかです。

私はつけていました。

見出しタイトルとした方が簡単に書けるからです。

「技術者倫理の観点からは、こうこうこうです。」というようにわざわざ文章として作るのが、私にはしんどかったので、見出し付けをしてました。

数字や括弧は何文字?

これは人それぞれではなく、ルールがあります

数字であれば1マスに2文字書きます。

括弧は1マスに1つで、次のマスからまた文字を書いていきます。

以上今回は筆記試験の文章の書き方を紹介しました。

私の書き方紹介にはなりますが、参考にしてみてください。

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